Vocabulary list

投資ラウンド
ベンチャーキャピタルがベンチャー企業に対して、投資をする段階のこと。シリコンバレーでは事業を始めたばかりの企業に対して、段階を追った投資ラウンドがなされる。シードステージの会社への投資であれば、シードラウンド、ベンチャーキャピタルが参加した最初の段階をシリーズA、次の段階をシリーズBというように段階を追って、投資ラウンドが繰り返される。シリーズはD、場合によってはEまである。

シリーズA:製品やサービスのプロトがあり、製品を作りこむために行う投資ラウンド。
シリーズB:製品化目指して作りこむ。製品をリリースするために行う投資ラウンド。
シリーズC:実際に市場にリーチし、売上げをあげるために行われる投資ラウンド。
シリーズD:Cまでで補えないような大きいプロジェクトの場合、Dとしてさらに追加ラウンド

ダウンラウンド
投資した企業が、投資後に価値を下げ、次の投資ラウンドで投資額が下がることをダウンラウンドといい、ベンチャーキャピタルにとっては望ましくない状態にある。

ピボット
スタートアップにおいては、当初のプロダクト(アイデア)に市場がないことが分かって路線を変更したり、全く違うアイデアに取り組むことも少なくない。そうした路線変更を“ピボット”と呼ぶ。最近は、このピボットをどれだけ素早く、数多く行えるかが、スタートアップ成功の秘訣の1つとまで言われるようになっている。

high-concept pitch
スタートアップのビジョンを一つか二つの文で表現すること。たとえば「起業家の後ろに控えている起業家」はセコイアキャピタルのhigh-concept pitchである。

elevator pitch
エレベーターに居合わせた(そのくらい短い時間の間に)投資家に対して30秒程度で自らのビジネスプランを的確に説明できることが重要、とされている。エレベーターピッチの主な内容は牽引力、製品、チーム、そして社会的な証明等である。

deck
起業するチームや製品、その強み、プラン等についての説得力のあるストーリーが書かれた10枚程度のスライド。